ムオニオナルスタ隕石ペンダント
限りある希少物質、ムオニオナルスタ隕石とは?
1906年、スウェーデンとフィンランドの間の境界の西で発見された「ウィドマンシュテッテン構造」がはっきりと現れる典型的な鉄質隕石(メテオライト)です。
成分は鉄、8.4%のニッケル、それに少量のガリウム、ゲルマニウム、イリジウムの痕跡を示しました。
発見されたのは約100年前ですが、北極圏に落下したこのムオニオナルスタ隕石は、約4億5千年前に地球に落下した隕石であり、4つの氷河時代を経験したために発見される量が少ない希少な鉄隕石です。
つまり、この隕石の存在は地球よりも古い鉱物ということになります。
もともと地球に存在しなかった隕石から採掘されるため、絶対量が決められています。必然的に希少価値は高く、手にすることができるのは一握りということになります。
ムオニオナルスタの独特な模様、ウィドマンシュテッテン構造とは?
ニッケルの多い部分は酸に溶けにくく、少ない部分は解けやすいという性質を持ちます。
鉄とニッケルの合金を加熱融解した後に極めてゆっくりと冷却した場合に、約900度でニッケルの多い部分と少ない部分に分かれる現象が起こり始めます。
鉄隕石を酸処理することにより溶け具合の差が生じるために、この「ウィドマンシュテッテン構造」が形成され、このような模様が浮かび上がるという訳です。
ちなみに、冷却速度が遅いほどこの分離過程は進行するため、ウィドマンシュテッテン構造を形成するのには“無重力の中で100万年以上の膨大な時間が必要”とされています。
このため、人工的に合成することは不可能であると科学的に立証されています。
ムオニオナルスタとギベオンの違いとは?
ムオニオナルスタもギベオンも同じ隕石であり、英名でメテオライト(Meteorite)という鉱物・物質に分類されることになります。
違いは発見された隕石と産出地の違いです。
ムオニオナルスタ隕石は前述の通り、1906年にスウェーデンとフィンランドの間の境界の西側、最北端ノルボッテンのキルナ近郊で発見された鉄隕石です。
一方ギベオン隕石は、1836年にアフリカのナミビア・ハルダプ州で発見された鉄隕石です。化学成分はムオニオナルスタ隕石とほぼ同じですが、ムオニオナルスタ隕石の方がウィドマンシュテッテン構造による模様をより濃く出している傾向にあります。
パワーストーンとしてのムオニオナルスタ隕石ペンダント(意味・効果)
地球よりも古い鉱物「ムオニオナルスタ隕石」は、宇宙エネルギーを宿しているパワーストーンとされているため、世界中のヒーラーから依然注目され続ける物質です。
身に着けることで、自身に眠る未知なる才能を開花し、未来を切り開く力を与えてくれる効果があると云われています。
まだまだ謎の多いムオニオナルスタ隕石であるため、人間には計り知れないほどのパワーを秘めているのかもしれません。