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価格高騰がすごい!偽物蔓延も!?インカローズブレスレットの価値と値段(ロードクロサイト)

インカローズのカテゴリ画像

鉱物英名:ロードクロサイト(Rhodochrosite)&インカローズ
和名:菱マンガン鉱(りょうまんがんこう)
科学組成:MnCO3
晶系:三方晶系
色味:ピンク色、ピンク赤色、褐色、帯灰黄褐色、紅赤色
   紅赤色などの赤みが強く透明感があるものは高級品として珍重されています
硬度:4
光沢:ガラス光沢
産地:アメリカ・アルゼンチン・ペルー・メキシコ・アフリカ・日本など
   アメリカ・コロラド州・スウィートホーム鉱山 閉山
   アルゼンチン・カピジータス鉱山 閉山

インカローズブレスレット(ロードクロサイト)の価格高騰と偽物の実態

バイヤーカツノ&実店舗店長です。コラムを読んでくださり有難うございます。

愛や夢を象徴するインカローズは、遠くインカ帝国の人々により「ピンク色の薔薇模様を呈した真珠」と呼ばれ大切にされてきました。

名称は、ギリシャ語で「バラ色の石」で、バラの意味のロードと色の意味のクロ、石の意味のサイトに由来し、1813年にドイツの鉱物学者J.F.L. ハウスマンによってロードクロサイトと命名されました。

産出地がかつてインカ帝国が栄えたアンデス山脈から産出されていたことから「インカローズ」と呼ばれています。

インカローズは、方解石グループの鉱物でカルサイトの仲間です。

簡単に言いますと、カルサイト(CaCO3)にマンガンイオン(Mn2+)が混じるとインカローズ(MnCO3)となるわけです。(僕も初めて知った時は驚きました)

カルサイトは世界中で採掘される鉱物ですが、この発色の要因となるマンガンイオンが含まれるものが少ないというわけです。(インカローズがデリケートな石なのも納得です)

さらに濃い赤色となるには微量の鉄分が混入しなければならず、逆に鉄分が多すぎると鮮明な赤色にならないなど、様々な条件が重ならないと綺麗な透明度のあるインカローズは産まれないのです。

鉱山閉鎖により、価格高騰が続くインカローズ原石の価値

パワーストーンの代表的な石としられるインカローズですが、高品質な原石が採掘されず、最も人気のある色味が採掘されていた代表的なアルゼンチンの鉱山が閉山となり、近年価格高騰が続いています。

同じインカローズでも綺麗なピンク色や赤色は限られた地域でしか採掘されず、その限られた地域が閉山となてしまったため、需要供給のバランスが大きく崩れてしまいました。

さらに希少な、コロラドスウィートホーム鉱山産インカローズ


コロラド産インカローズエッグ

ご存知の方も多いと思いますが、数年前に同じ様なことがアメリカコロラドスウィートホーム鉱山のインカローズにも起こりました。

コロラドスウィートホーム鉱山産のインカローズは最も美しいと云われ多くの方に愛されました。

スウィートホーム鉱山が閉山になり、市場に出回っているだけとなったコロラド産のインカローズは、今では仕入れの際に見ることすら難しくなりました。

透明度抜群で本当に綺麗なコロラド産インカローズは、今や通常の価格では買えないでしょう。

残念ですが、同じようにアルゼンチン産インカローズも、コロラド産と同じような道筋を辿りそうです。


高品質アルゼンチン産インカローズブレスレット


アルゼンチン産インカローズ6.7センチBIG丸玉(今では手に入らない希少な大玉インカローズです)

本物のインカローズがあるなら、今のうち..

透明ではないピンクのインカローズは流通量は減ってきているものの、そこまで大きく価格は変動していません。(それでもピンクインカローズの良質なものも、ほとんど見なくなりました)

しかし真っ赤で透明度のあるインカローズは、以前の数倍にも高騰しています。

主なビーズ加工国中国では、真っ赤なインカローズは希少で人気もあることから、仕入れ価格で1グラムあたり1万円もの価格が付けられている場合もあるそうです。

そんな値段で仕入れたら、いくらでお客様に出せばいいのでしょうか・・・。

金でさえグラムあたり5千円位ですので、その異常な価格高騰がお分かりいただけると思います。

残念ではありますが今後当店でも今までの金額では紹介できませんし、何より入荷したくても不純物の入らない綺麗なインカローズ自体が無いのが実情です。 

まだ市場に出回っている綺麗なものもありますので、当店に限らずインカローズファンの方は目にすることができたら購入は “今のうち” です。

インカローズが危ない!中国取引と産地偽装の懸念

近年、中国でもインカローズが産出され、少しずつ出回るようになりました。

中国産の物はグレードが高いものもあり、これから産地偽装が懸念されます。

インカローズは極端な例ですが、天然石全体の価格が上がってきています。

天然石ビーズの主な加工国である中国の景気が良いため、加工賃金が上がってしまった事や、ただでさえ減ってしまっている高品質な石が、中国国内で先に取り引きされてしまうのもその要因の一つです。

(注:独自に調べたものであり、100%事実とは限りませんのでご理解の程お願いいたします。)

当店インフォニックの品質追求

当店インフォニックでは、今まで品質にこだわりお客様にご紹介してきました。

縁あって当店を知って頂いたお客様や、遠くから立地が悪い所ご来店くださっているお客様に「この品質を探していた!」「こんな綺麗なグレードがあるんだ!」と思って頂きたい一心で高品質グレードを入荷してきました。

たくさんある天然石ショップの中から、掘り出し物を探したような嬉しくなるショップを目指し頑張っております。

インカローズをはじめ、希少な天然石の価格高騰や品質問題に負けず、これからも良質な石たちを入荷し、できる限り抑えた適正価格でお届けできるよう努力して参りますので、今後とも当店インフォニックをよろしくお願い申し上げます。

いつも長文となってしまい申し訳ありません。

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