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<5月の誕生石>翡翠(ヒスイ)の歴史と品質価値

<5月の誕生石>翡翠(ヒスイ)の歴史と品質価値

翡翠(ヒスイ)のカテゴリ画像

鉱物英名:ジェダイト
和名:翡翠輝石(ひすい)
成分:NaAl{Si2O6}
晶系:単斜晶系
色 :無色・白色・(濃淡)緑色・黄緑色・黄色・紫色・ラベンダー色・蒼色・赤色・橙色・褐色・灰色・黒色
硬度:6.5~7.0
比重:3.25~3.36
主産地:日本・ミャンマー・ロシア・アメリカ等
象徴・石言葉:福徳・福財・幸運

実店舗バイヤーカツノ&店長です。コラムを読んで下さり有難うございます。

5月の誕生石は「翡翠」と「エメラルド」です。

(エメラルドは以前のコラム「ベリルについて」でご紹介しましたのでそちらをご覧ください。)

翡翠(ヒスイ)はパワーストーンを知らない方でも一度は耳にしたことのある代表的な鉱物だと思います。

特に彫刻品が有名で、多くの芸術的な作品が世に出ています。

翡翠の採れる国や採掘事情

翡翠原石のイメージ写真

日本で産出される翡翠は美しく、中でも新潟県糸魚川産の翡翠が有名で国内問わずコレクターが多くいらっしゃいます。

今現在では国の天然記念物に指定され、ほとんどが採掘禁止区域となっておりますが、一部の河原や許可を得ることで採取しても良いという場所もあります。

とはいえ、美しい翡翠は産出量が非常に少なく、綺麗なモノは高価な宝石として扱われるほど貴重ですので、一攫千金を狙って拾いにいく!といった淡い期待はしないほうがよいでしょう。

ブレスレットや加工品に使用されている翡翠は、ほとんどがミャンマーであり一番の産出国となっています。

割れにくいヒスイは加工しやすい鉱物

ヒスイは硬度が高く粘り気があるので、とても加工がしやすい鉱物とされています。

これは結晶構造が非常に細かく複雑に絡み合っているため、硬度とは関係なく割れにくいからです。

翡翠の硬度

硬度とは表面の引っ掻きキズのつきにくさを表します。

ダイヤモンドは一番硬い鉱物ですが、ある一定の角度から力が加わると割れてしまいます。

そのため、彫刻品などの加工にはむきません。

ヒスイの硬度は特別高いわけではありませんが、いざ割ろうとするとその緻密な結晶構造によりそう簡単に割ることはできません。

割れにくさはダイヤモンドの比ではなく、割れやすい角度などが無いので加工もしやすいのです。

【硬度が高い=割れにくいとは限らない】のです。

翡翠の種類、ジェダイトとネフライトは違う鉱物!?

翡翠(ヒスイ)は宝石としての通称名で、一般的には2種類の石が二つとも翡翠とされています。

ひとつは「ジェダイト(硬玉:こうぎょく)」で、もうひとつは「ネフライト(軟玉:なんぎょく)」です。

両者は見た目が似ていた事から同じ「翡翠」と呼ばれてしまったのですが、実は全く異なる鉱物です。

ジェダイトは、輝石グループに属しパイクロシーンが高緻密で強靭な塊となったものを指します。

一方ネフライトは、角閃石グループの一種で繊維状の緑閃石が高密度の塊となったものを指します。

この2つの石の“総称が翡翠”であり、「ジェード」と呼ばれたりもします。

ではなぜこのようなややこしい事になってしまったのでしょうか?

そこには中国の深い歴史が関係しています。

翡翠の歴史と勘違い

古来中国では色の美しい石を総称して「玉」と呼んでいました。

その中でも、古く中国で珍重されたものは現在の軟玉(ネフライト)で「玉」と言えば「軟玉」を意味するほどネフライトは珍重されていました。

古く中国で彫刻品の宝石として尊ばれた石はすべてこの軟玉(ネフライト)でした。

時が進むにつれ、美しい石(宝石)を表す言葉は「玉」から、 水鳥カワセミの羽の美しさに例えられた「翡翠」という名称でも呼ばれるようになりました。

中国では軟玉が次第に産出できなくなり益々貴重となっていく中、ミャンマーへ行ったある貴族がネフライトに非常に似た「硬玉(ジェダイド)」を見つけました。

それを国へ持ち帰ったことから、この二つの鉱物が同じ名称で呼ばれるようになったと云われています。

当時は軟玉と硬玉の区別はまだできておらず、どちらも同じ翡翠と呼ばれたのです。

この頃から最も珍重される対象がネフライト「軟玉」からヒスイ「硬玉」に変わっていきました。

このように歩んだ歴史によって異なる二つの鉱物が混同されたまま今に至っていると考えられています。

古来中国では産出量が少なく希少で高価なネフライトでしたが、現在は世界規模でみますとネフライトの方が多く産出されるので、宝石としての価値は「硬玉」ジェダイトの高値で取引され、「軟玉」ネフライトは逆に価値が低いものであるとされています。

ヒスイの希少性と品質価値

翡翠ブレスレットのイメージ写真

ヒスイの一番高価とされている色は、樹木の緑色を指す「翠色(スイショク)」といわれています。

翡翠はクロム(Cr)や鉄(Fe)の影響によって緑色になりますが、透き通った“翠色”が一番高価とされています。

その中でも最高ランクは「ろうかん(老坑)」と呼ばれ、非常に高価な翡翠とされます。

ちなみに「老=古い」「坑=鉱床」という意味で、「老坑」はミャンマー最初の翡翠鉱脈ビルマを指します。

最高ランク翠色の翡翠はこの「老坑」で採掘されたものばかりのため、高級緑翡翠=老坑翡翠(ろうかんひすい)と呼ばれるようになりました。

その他、美しいブルーカラーやラベンダーカラーも希少で高価とされています。

翡翠は数千円のブレスレットから高価なものでは何十万円のブレスレットまで様々です。

ヒスイをご購入の際は、少なからずどのような品質が高価とされ、どのような品質が安価なのか、相場を調べてからのご購入をおすすめします。

今回は翡翠について簡単にご説明いたしました。面白い歴史を少し解っていただけたでしょうか?

最後まで読んで下さり有難うございます。

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