
ラピスラズリ
<12月の誕生石>枯渇してゆく高品質ラピスラズリ原石、高騰していく市場価格
ラピスラズリ(瑠璃)は、ラズライト(青金石)を主な成分とし、アウィン(藍方石)、ソーダライト、ノーゼライト(黝方石)などの鉱物が集合して形成しています。
基本的には、鮮やかなブルーのみのラピスラズリが品質高いとされていますが、金色のパイライト(黄鉄鉱)や白色のカルサイト(方解石)といった鉱物が混ざっているものが多く見られます。
近年、ラピスラズリの採掘量が減っており、特に良質な原石となると枯渇している状態にあります。そのため、市場にはなかなか良いものが出回らなくなり、必然的に価格高騰が起きています。
ラピスラズリの鮮やかなブルーに魅了されたなら、無くなってしまわないうちに自分のものとしてお迎えされるのが良いでしょう。
歴史ある高貴な宝石「ラピスラズリ」の魅力
古来より聖なる石として世界中で大切にされてきた歴史の古い天然石「ラピスラズリ」。
ラテン語で青色を意味する「ラピス(lapis)」と石を意味する「ラズリ(lazuli)」をつなげた造語からきています。
エジプトでは高貴な人々に愛され、ツタンカーメンの棺の装飾やファラオ王の目の周りには化粧の顔料としても使われていました。
また、絵画の世界では、聖母マリア様の衣服を彩る「マドンナ・ブルー」の顔料はこのラピス・ラズリから採取しています。
その他、数々の遺跡から良質のラピスラズリが高貴な装飾品として発掘されてきました。
日本ではあの有名なアニメ映画で一気に有名になりましたね。日本画でよく使われる“岩絵の具”の「群青」はこのラピスラズリから取っているとされています。
ラピスラズリの鉱物概要
- 名称
- ラピスラズリ
- 英語名
- Lapislazuli
- 和名
- 瑠璃石、青金石、瑠璃、
- モース硬度
- 5~5.5
- 成分
- (Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4·nH2O
- 比重
- 2.38~2.45
- 屈折率
- 1.50
- 結晶系
- 等軸晶系
パワーストーンとしてのラピスラズリ(意味・効果)
ラピスラズリは古くから、普遍的な心真理を象徴する最高の護符・お守りとして「聖なる石」「幸運のお守り石」と呼ばれ愛用されてきています。
あらゆる邪気を払い、自信に潜む邪心を浄化するスピリチュアルパワーを持っていると云われています。
さらに、心眼を開花し判断力や創造力を活性化させ、持ち主の成長を助けてくれるサポートストーンとしても効果を発揮するとされています。