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ラピスラズリの意味合いや本物の品質価値(おすすめ商品もご紹介)

ラピスラズリは、12月誕生石に留まることなく世界中で注目を集める天然石です。ここでは鉱物としての品質価値と、スピリチュアルな観点での効果や意味合いなどを分かりやすく解説いたします。

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ラピスラズリとは?

ラピスラズリ(瑠璃)とは、ラズライト(青金石)を主な成分とし、アウィン(藍方石)、ソーダライト、ノーゼライト(黝方石)などの鉱物が集合して形成しています。

ラピスラズリブレスレットの鮮やかなブルーに魅了されてしまったら、その沼からはもう抜け出せない!と聞くほど、ラピスラズリは世界中で長く愛されております。

ラピスラズリの歴史、高貴な宝石の魅力

古来より聖なる石として世界中で大切にされてきた歴史の古い天然石「ラピスラズリ」。

ラテン語で青色を意味する「ラピス(lapis)」と石を意味する「ラズリ(lazuli)」をつなげた造語からきています。

エジプトでは高貴な人々に愛され、ツタンカーメンの棺の装飾やファラオ王の目の周りには化粧の顔料としても使われていました。

また、絵画の世界では、聖母マリア様の衣服を彩る「マドンナ・ブルー」の顔料はこのラピス・ラズリから採取しています。

その他、数々の遺跡から良質なラピスラズリが高貴な装飾品として発掘されてきました。

日本ではあの有名なアニメ映画で一気に有名になりましたね。日本画でよく使われる“岩絵の具”の「群青」はこのラピスラズリから取っているとされています。

ラピスラズリ価格差の疑問とは?

ラピスラズリは、同じような品質なのに市場では安価から高価な幅広い価格で流通しています。

各ショッピングサイトで、パッと見た目はほとんど同じ様に見えるのに、この値段の差はいったい何なの?と思われている方も多いと思います。

この疑問にお答えしたいと思います。

ラピスラズリ価格差の答えは世界情勢にあった

ラピスラズリの産地はアフガニスタンになります。

このアフガニスタンは世界一危険な国とされており、治安が大変悪い国になります。

実はこのラピスラズリは、武装勢力組織の貴重な財源になっているとされています。そのため、アフガニスタンという国の情勢及び治安の状況がラピスラズリの価格に大きく関係しています。

アフガニスタンという国内の治安が悪くなればなるほど、各組織は武装する事になります。武装するにはまとまった大きなお金が必要になり、このラピスラズリを大量に売ってお金を得ようとします。

大量にラピスラズリを売りたい訳ですから、自然と単価が下がります。そうすると、加工する為に買い付けた原石が安くなるので各製品のコストが下がることになります。

ラピスラズリは、この価格変動を繰り返してきました。

一番値段が下がった時はアフガニスタン紛争 (2001年-2021年)です。

紛争当初の頃は、毎年ラピスラズリの単価が下がっていきました。記憶を辿れば2005年あたりから2013、14年位までは毎年単価が下がっていたと思います。(ラピスラズリ単価がまた下がったと、業者間、作製工場と良く話していたのを覚えています)

逆に2016年、2017年辺りは価格が高騰し「トップクォリティ」は物凄く高くなりました。これは中国国内でラピスラズリの人気が出たことも大きな要因でした。一番安かった頃と比べると5倍以上の価格差があったと思います。

そして、コロナが蔓延する前までまた価格が下がっていきましたが、コロナを境にミドルクォリティ以上の価格が底上げされ、値上がりしていきました。その後、コロナが一段落ついた去年辺りからまた値段が少し下がってきた様に感じます。

現在は円安を考えますと、ある程度の価格で落ち着いていると言えるかと思います。それでも、一番安かった頃と比べれば十分に高い単価で取り引きされているのが現状です。

ラピスラズリは、安いから低品質、高いから高品質ではない!?

ご説明したように、ラピスラズリは買い付ける時期で、単価が大きく変わってきます。

各ショッピングサイトでパッと見た目はほとんど同じ様に見えるのに、大きく値段の差が生じている要因のひとつは「買い付けのタイミングによる仕入れ価格」が大きく関係していることだと思われます。

ラピスラズリの染色にはご注意

アフガニスタンの治安の問題とは別に、ラピスラズリは染色による加工も多いため、低品質のラピスラズリに染色加工をして高品質に見せている物も多く存在します。

仕入れの状況や染色の有無によって価格が大きく異なりますが、安いからと言って悪い物!という訳ではありません

そして、その逆も勿論ありますので、最終的にはそのお店がどこまでの知識を持って買い付けしているかになるかと思います。

当店インフォニックでは、染色の有無はもちろん、買い付け時期や単価をしっかりと見極めることで、皆様に可能な限りお求めやすい価格でご紹介できる様に務めております。

ラピスラズリの選び方

ラピスラズリは、金色のパイライト(黄鉄鉱)や白色のカルサイト(方解石)といった鉱物が混ざっているものが多く見られます。

鉱物の視点で言えば、基本的に “鮮やかなブルーのみ” のラピスラズリが品質高いとされております。

そして、よく見落とされがちなのが照(てり)と艶(つや)です。

原石の質と表面を磨く加工技術が高いものであればこの照り艶が良くなります。一方、共生する鉱物のバランスが悪く密度が低いラピスラズリは低品質となり、乾燥したようなパサパサ感が目立ちます。こういった品質は選ばない方が良いでしょう。

価格以上に品質差は大きく異なりますので、お気に召したものがあれば押さえておくのが良いでしょう。

ラピスラズリ鉱物概要

名称
ラピスラズリ
英語名
Lapislazuli
和名
瑠璃石、青金石、瑠璃、
モース硬度
5~5.5
成分
(Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4·nH2O
比重
2.38~2.45
屈折率
1.50
結晶系
等軸晶系

ラピスラズリのスピリチュアル効果や意味

ラピスラズリは古くから、普遍的な心理を象徴する最高の護符・お守りとして「聖なる石」「幸運のお守り石」と呼ばれ愛用されております。

あらゆる邪気を払い、心の内側に潜む “邪心を浄化” するスピリチュアルパワーを持っていると云われています。

さらに、心眼を開花し判断力や創造力を活性化させ、持ち主の成長を助けてくれるサポートストーンとしても効果を発揮するとされています。

人生において進むべき道や、天職が何かを内観し、持ち主にとって一番幸せとなる未来を認識したいときにラピスラズリが良い影響を与えてくれるとして注目されているようです。

そういった結果、幸運と強運を引き寄せてくれるとして近年では “人気の御守り石” にもなっています。

石ひとつですべてを示してくれるとは思いませんが、古来より願掛けや御守りというものが “心の支え” として人々と寄り添ってきた歴史は、ひと言では語れないものがあります。

ちなみに12月の誕生石として有名ですが、実は海外では9月の誕生石として考えられている国もあるようです。

ラピスラズリのお手入れと浄化方法

ラピスラズリは比較的丈夫な天然石ですので、そこまで神経質になる必要はありませんが、長期間の浸水や塩分に浸しておくと艶が無くなってしまう恐れがありますので、その点はご注意ください。

身に着けたあとは、乾いた布で軽く拭いてあげると照り艶を長持ちさせられますのでおすすめです。

浄化方法についても、流水浄化や塩などは避け、セージ燻蒸や月光浴、水晶浄化などをお選びいただく方が安心できるでしょう。

ラピスラズリおすすめ商品

ラピスラズリブレスレット

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ラピスラズリを存分にお楽しみいただくならやはりブレスレットがおすすめです。品質高いラピスラズリブレスレットは非常に美しく魅力的ですので是非ご覧ください。

ラピスラズリペンダント

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特にペンダントならブレスレットよりも比較的お求めやすく手に入れられますので、そういった点でもおすすめです。

ラピスラズリ丸玉

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世界中に多くのコレクターさんがいる人気のスフィア、観賞用や風水関連でお探しの方もラピスラズリ丸玉はおすすめです。

ラピスラズリエッグシェイプ

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ちょうど手にフィットする卵型は、瞑想や心をリラックスさせるヒーリングアイテムとしても大変おすすめなディテールです。

ラピスラズリ磨き石/フリーフォーム

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原石を余すことなく綺麗に輝かせるため削り磨き上げ形成されたフリーフォームは、オブジェとしても理想的なディテールとも言えるお品です。

自然界に生まれた究極の「ラピスラズリブルー」を磨き石でご堪能ください。

ラピスラズリ磨き石/タンブルフォーム

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滑らかで握りやすいタンブルフォームは瞑想アイテムや御守り石としても人気です。