インド・ネパール国境/カンチェンジュンガ産ヒマラヤ水晶
もう採掘できません!「カンチェンジュンガ産ヒマラヤ水晶」
チベット語で「偉大な雪の5つの宝庫」と呼ばれるカンチェンジュンガ。ネパール東部とインドの国境にあるシッキム・ヒマラヤの中心をなす山群の主峰です。
ヒマラヤ山脈の中でもエベレスト(8850m)や、K2(8611m)に続く世界で3番目に高いカンチェンジュンガ(8598m)は、西峰(ヤルン・カン8,505m)、中央峰(8,478m)、南峰(8,476m)からなり、最高点を中心に半径20㎞の円内に8000メートル級の山々が10座も居並ぶ壮大な高峰です。(北緯27度42分東経88度08分)
数あるヒマラヤ水晶の中で、一年中雪に覆われ人々の行く手を阻む神々しい山々から採掘され、他の産地のヒマラヤ水晶ではあまり見られない美しさを持っています。
過酷なまでの自然環境の下で採掘される聖なるカンチェンジュンガ産の水晶は、今までも採掘量が少なく大変希少でしたが、現在はネパール国内での新たな採掘事体が許されていないことから、カンチェンジュンガ産のヒマラヤ水晶は益々希少性が高まり、現存するものの入手が非常に困難となっている状況です。
採掘エリアや標高によって、色合いやクラスター形状が違います
数あるヒマラヤ水晶の中で、一年中雪に覆われ人々の行く手を阻む過酷な標高で採掘されるカンチェンジュンガ水晶ポイントは、根元から先端まで、ほぼストレートに同じ太さで伸びる結晶が特徴です。
小ぶりのクラスターやシングルポイントなどの形状が産出され、大半は白濁した根元から先端に近づくにつれ透明度が高くなります。採掘エリアや標高によって、細かい針状の結晶であったり、ミルキーな色合いが強い物・リモナイトにより黄色い膜を覆ったゴールデンヒーラーと呼ばれるものもあります。
小ぶりのクラスターが神々しいほどに美しい
もう一つの特徴として、採掘エリアや標高によって色合いや形の違いはありますが、小ぶりのクラスターやシングルポイント結晶形状など、あまり大きくなりません。大半は白濁した根元から先端に近づくにつれ透明度が高くなります。
ヨガの聖地としても知られるカンチェンジュンガで採掘された希少な水晶は、自然の創り出したグラデーションがなんとも神々しいカンチェンジュンガ産ヒマラヤ水晶クラスターは、特別なエネルギーが秘められていると思えてしまうほど美しく魅力的です。
カンチェンジュンガ水晶ビーズは、まず存在しません。
先に説明した通り、カンチェンジュンガ産のヒマラヤ水晶ポイントは大きくは育ちません。そのため、当店で知る限りビーズとして出回っている品は存在しないでしょう。私自身、何千個というクラスターを取り扱ってきましたが、下記写真のポイントより大きなサイズは見たことがありません。(もし15mm以上のビーズが売られていたら、まず疑ってみた方が良いかもしれません)
絶対量の少なさと正しい知識を持っている信用できるお店でご購入されることを推奨いたします。