ブラックアクアマリン
黒と青の絶妙なコントラストが美しいブラックアクアマリン
アクアマリンの中でも特に珍しい特徴と色合いを持つブラックアクアマリン。
アクアマリンはベリル(緑柱石)の一種で、鉄元素の影響により淡い~深い青色をしている中、アクアマリンなのにブラック?という不思議な色合いは、アクアマリンの中にバイオタイト(ブラックマイカ)が積み重なることでシックな黒~濃い青の発色となります。
また、ブラックアクアマリンには「ブラックスターアクアマリン」と呼ばれるものが存在します。容易に想像される十字や六芒星のスターではなく、シラーのような輝きが表れます。
夜更けの海のように明暗が移り変わる様子は、どこか叙情的で神秘的な光景を堪能できます。
パワーストーンとしてのブラックアクアマリン(意味・効果)
ブラックアクアマリンは、見た目は異なりますがブラックマイカが内包された「アクアマリン天然石」です。
アクアマリンの名称は、ラテン語で水の意味の「aqua」と海の意味の「marinus」に由来し、神話では美しい海底に住む妖精の宝石が、浜辺に打ち上げられた」とされています。
生命の源となる海を象徴するアクアマリンは、古代ローマの漁夫たちが「海難防止と豊漁」を祈願するお守りとして大切にされてきました。
また、中世キリスト教では「罪を洗い流してくれる石」と信じられており、アクアマリンのパワーストーン効果として、海のような穏やかさと寛容さで包み込み、深い愛情へ導くと伝えられています。
遠くエジプト王家の墓からも出土されているほど、古代から人々に愛され、崇められてきた強力な守護石としても伝えられています。
ブラックアクアマリン鉱物概要
- 名称
- ブラックアクアマリン
- 英語名
- Black Aquamarine
- 鉱物名
- ベリル(緑柱石)
- 成分
- Al2Be3+バイオタイト
- 硬度
- 7.5-8
- 比重
- 2.63-2.83
- 結晶系
- 六方晶系