中国/新疆ウイグル自治区産モリオン(黒水晶)ナチュラルポイント(未加工原石、単結晶)
新モリオン産地!中国/新疆ウイグル自治区産の天然モリオン
新たに発見されたモリオン産地「中国/新疆(しんきょう)ウイグル自治区」で採掘された天然モリオン結晶(ナチュラルポイント)です。
天然モリオンの採掘地は非常に少なく、市場に出回っている天然モリオンの90%以上が中国山東省産になるかと思います。
しかし、3年ほど前まで採掘されていたモリオンが、僅か1~2年ほどで流通がストップしてしまいました。
理由は、山東省鉱山の地域が “軍事施設の建設” により閉鎖してしまったことで、強制的に採掘ができなくなってしまったからだそうです。
新たに発見されたモリオン採掘地 “中国/新疆(しんきょう)ウイグル自治区”
既に山東省鉱山が立ち入り禁止となっている中、新しく発見されたのがこの “中国/新疆(しんきょう)ウイグル自治区” です。
しかし、今のところ採掘場所のポケットが小さく採取された絶対量が少なかったため、山東省に代わるほどの主力産地とはいかない状況とのことです。
大きなポケットが見つかり、以前の山東省産モリオンのように安定して原石が採取されることを願うばかりです。
中国の新疆ウイグル自治区で採掘された天然モリオンは、今までのモリオンとも少し違った形状をしておりますので、山東省産モリオンをお持ちの方は是非その違いも含めて鉱物コレクションとしてお楽しみくださいませ。
黒水晶(モリオン)の定義と偽物について
黒水晶(モリオン)は不透明な濃い茶色から黒の色合いを持つ水晶を指します。
水晶が黒くなる理由は、「微量のアルミニウム」が含まれることで水晶の結晶構造が不安定になり、そこに「天然放射線」が影響することで黒色に変化するといわれています。
尚、黄灰色がかって見える明るい色合いですとスモーキークォーツ(煙水晶)と呼ばれ、天然で透明度を伴う品質ですと希少価値も上がります。
過酷な環境を経て形成される天然モリオン原石(結晶)のほとんどは、ポイントが欠けてしまっていたり艶(つや)や照りが無く、、良質な原石は本当に見つかりません。
最近ではその原石を使って加工したポイントや丸玉が良く流通しております。 (それらも人気です)
それでも人気の続くモリオンは結果的に、人為的な放射線処理によって黒くしたモリオンが多く出回ってしまっています。 もちろんご理解の上なら問題ありませんが、天然モリオンと偽って販売している場合もありますので、これについては注意が必要ですので、信頼のおけるお店でご購入されることをおすすめいたします。
尚、専門知識があれば産地特有の水晶形状を区別することで、放射線処理によるモリオンなのか天然モリオンか高精度で判別できますが...。 (因みに人工処理モリオンは比較的に根本が白くなり真っ黒ではない物が多数)
モリオン鉱物概要
- 名称
- モリオン
- 英語名
- Morion
- 和名
- 黒水晶
- モース硬度
- 7
- 成分
- SiO2
- 比重
- 2.65
- 結晶系
- 六方晶系(三方晶系)
邪気払い・魔除けの石として常に注目される黒水晶の意味や効果
元々水晶だったこともあり、魔除け・邪気払いの効果が強いのですが、黒く変化したモリオンは、その効果がより強くなると云われており、悪霊を追い祓う魔よけの石として古くから多くの人々に珍重されてきました。
ちなみに照射処理加工が施された黒水晶でも、その効果は変わらないという報告もあるそうです。
持ち主に降りかかる、不運や不安というマイナスエネルギーから守ってくれるお守りとして人気があります。特に近年では、その人気が上昇している天然石のひとつでもあります。
持ち主に降りかかる不運や不安というマイナスエネルギーから守ってくれる “お守り” として非常に人気があり、原石やクラスターなどは、お店や事務所、リビングや玄関などの「空間浄化」にもご利用される方が多いようです。
モリオン(黒水晶)のお手入れと浄化方法
モリオン(黒水晶)はモース硬度7の水晶ですので、強い衝撃を加えなければ基本的には丈夫です。
ただし、モリオンの場合ですと表面に薄っすらと膜が貼っている場合や、細かな結晶が付着している場合もありますので、日光や流水など状態変化の可能性がある浄化方法は避けたほうが良いでしょう。
セージ燻蒸や音叉といった浄化方法を利用されたほうが、鉱物的維持にはおすすめです。