
アメジストクラスター(未加工原石、群晶)
アメジストクラスター最高位の天然石
2月の誕生石で有名なアメジストは、紀元前1世紀にユダヤ古代史に登場したAhlamah(アーラマー)と呼ばれていたものが、旧約聖書で紫水晶と訳されたことから「アメジスト」という名前となったと言われています。また、諸説ありますが、神話の酒神バッカスによって変えられた乙女の名前に由来しているとも言われています。
そんなアメジストは、水晶の色変種であり「最高位の石」とも言われています。
アメジスト(アメシスト)の品質と価値
紫色の水晶をアメジストと呼びます。
アメジストは色帯構造や色むらが多いのが特徴で、満遍なく深い色合いが出ている石ほど上質とされています。
アメジストは加熱すると変色しやすい構造のため、グリーンアメジスト(プラシオライト)やシトリンの色味を作ることが可能です。また、濃いアメジストを脱色して鮮やかなライトアメジストにすることができるため、一切処理をしていないナチュラルアメジストの価値は逆に高くなります。
また、変種のアメジストとしてアメトリンやファントムアメジスト、アメジストエレスチャルやバイカラーアメジストなど、ひとつの鉱物内で異なる色を持つものもあります。内包されるインクルージョンによっては、その価値が高まりアメジストスーパーセブンとして高値で取引されることもあります。
一方、ランクの低いアメジストは黒すぎたり白っぽかったり、インクルージョン(内包物)やクラックが多いことで透明度が落ちてしまっています。
近年では、アメジストの代用品として合成石が多く存在しているというのも複雑な想いです。
インフォニックでは、天然石であることはもちろん、産地や色、形状などを追求した品質の良いアメジストを取り扱っております。
アメジスト鉱物概要
- 名称
- アメジスト(アメシスト)
- 英語名
- Amethyst
- 和名
- 紫水晶
- モース硬度
- 7
- 成分
- SiO2
- 比重
- 2.6
- 結晶系
- 六方晶系(三方晶系)
アメジストクラスターのスピリチュアルな意味や効果
アメジストを代表する色「紫」は、高貴で神聖な色として古来より大切にされてきました。そして、最高位を表す色として崇められ、「愛の守護石」として純粋な愛を与える心を引きだす力を持っているとされています。隠された能力、魅力を引き出して高度な次元へと導く力があり、恋愛の成就にも高い効果があるとされています。
アメジストは、浄化作用の高い色とされる「青」と、高い陽エネルギーを持つとされる「赤色」を併せ持ち、さまざまな開運パワーを秘めていると云われています。
慈しみの心による寛容な気持ちを促進させ、不要な争いから持ち主を守ってくれるスピリチュアルストーンとしても人気があります。
古代エジプトでは装飾品や護符として、また、ユダヤの祭司の胸当てに飾られ、キリスト教世界では「司教の石」として、全員がアメジストの指輪をはめていたほどです。
アメジストクラスター(原石)の風水活用法として、門や玄関などの入り口に飾ると気の流れが良好となり、仕事運や家庭運を上げると云われています。
また、お手持ちのブレスレットやペンダントなどの浄化用クラスターとしてもオススメです。
アメジストクラスターのお手入れと浄化方法
アメジストは紫外線に弱い特性をもっているため、太陽に長時間さらされると退色する恐れがございます。そのため、アメジストクラスターはなるべく直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。
お手入れ方法としては、アメジストの結晶部分を軽く濡らした柔らかい布などで丁寧に拭いてあげると綺麗になります。母岩部分は崩れる可能性がありますのであまり触れないように扱いましょう。
浄化については日光浴は避けましょう。その他は、アメジストクラスターの大きさや重量によって浄化しやすい方法をお選びいただければ問題ありません。