
ルビーブレスレット
情熱の赤、「愛情・生命・勝利・成功」のお守りといわれるルビーブレスレットの魅力
こちらではルビーブレスレットに関する基礎知識やスピリチュアル分野を解説しております。
貴重な良質ルビーブレスレットをご用意しておりますので是非ご覧くださいませ。
ルビーは、ダイヤモンド、サファイア、エメラルドと併せて「世界4大宝石」と言われ、コランダム(corundum)の中で赤の色合いを持つものをルビーと呼び、ダイアモンドに次ぐ硬さを持つ天然石・宝石です。
赤色を形成するのは結晶内に含まれる1%程度のクロム(Cr)によるもので、このクロムが光のエネルギーに反応して自ら発光します。
アジア圏に産地が偏っているのも興味深く、ヨーロッパ諸国ではまず産出されません。
ルビーは一般的に濃い赤、深みのある赤色ほど希少価値が高いとされています。中でもミャンマーで採れるルビーは非常に深い赤色をしており、「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」という称号を持っています。
しかし、現在ではファッションの観点から、チェリーピンクのルビーや、糸状結晶が内包されたルビーがカボションカットされることで生まれるスタールビーなど、人気は多様しています。
ルビーとサファイアの違い
ルビーとサファイアは基本となる色の違いだけで分類される同じ鉱物です。
約1%ほどの微量なクロムを含有し赤くなったコランダムを「ルビー」と呼び、鉄・チタンなどが混入したコランダム(アルミニウム酸化鉱物)はすべて「サファイア」と呼ばれます。
また、クロム濃度が少なく薄い赤色となったコランダムは「ピンクサファイア」と呼ばれるようになります。
尚、見た目はピンク色でも絶妙な濃さを有した、“ピンクルビー” と呼ばれるものもありますが、ブレスレットの場合ですと同色で揃えるのが大変なことから流通量は少なく珍しいお品となります。
ルビーの選び方・加熱処理やコバルト着色鉛含侵処理について
ビーズとして流通しているルビーの約95%は、「加熱処理」されているのはもちろんのこと「コバルト有色含侵処理および鉛ガラス含侵処理」が施されています。これは、主に屈折率を利用した透明度の改善と発色の均一化が目的とされています。
ただし、ベースとなる天然ルビーが品質良くなければ美しさに差ができてしまいます。
そのため、やはり天然ルビーそのものの品質が重要となることは変わりません。欠け凹みや不純物が少なく透明度の高いルビーを選ぶことが大切です。
実際の確認方法としては、鑑別機関による精密な検査によって「コバルト着色鉛含侵処理」と鑑別書に記載されます。
「宝石ルビー」と「天然石ルビー」の違いと立ち位置
「非加熱未処理のルビーブレスレットはありませんか?」というお問い合わせをいただくことがございますが、もしダイヤモンドよりも高価とされる天然非加熱ルビーで約10mm玉ブレスレット分の約40g=200カラットを手に入れるとなれば、販売価格相場は単純計算でも数千~数億円となります。
加えて、非加熱未処理の天然ルビー(鉱物:コランダム)は、よほどの品質でない限り内包も多く、ご想像されるような艶のあるルビー色ではありません。人為的処理を施したルビーの方がご想像されるイメージに近いものとなる場合がございます。
以前は、超良質なルビーは “宝石” としてカットされ、それ以外は値が付かず取り引きすらされませんでした。
そこに、宝石としてではなく “パワーストーンブレスレット” という新たな価値が見いだされました。
「宝石として扱える品質のルビー」に関しては上記でご説明したような含侵処理を施すことで宝石価値を下げる要因となってしまうという意見がございます。
しかし、通常では手が届かないほど高価なルビーも “天然石ブレスレット” としてなら身近に身に着けられることや、天然石に対する歴史やスピリチュアルな云い伝えから世界中で話題となり新たな魅力が認知され、現在では独立したジャンル(市場価値)を築き上げるほどの人気となりました。
数ある天然石の中でも天然ルビーブレスレットは、まさに “宝石(天然石)業界の救世主” といっても大袈裟ではないかもしれません。
「ルビーブレスレット」の存在価値は “人間の叡智” を活用して綺麗なルビーをもっと身近に楽しめる手段として捉えるのが現実的だと考えます。
ルビーブレスレットの意味やパワーストーン効果
ルビーの石言葉は「愛情・生命・勝利・成功」というとても強いスピリチュアル効果があるとされます。
日本では7月の誕生石として有名ですが、世界各地の文化において、ルビーは単なる美しい宝石以上の意味を持ってきました。
ルビーの歴史は古く、王族や貴族に愛される富と権力の象徴とされてきただけでなく、記述にはこの鉱物の示す赤い色を不滅に例え “不死身の力” を授け、情熱や深い愛情に恵まれると書かれています。
また、戦場においては敵を破る「お守り石」として崇め用いられたと伝えられています。
それは現代でも、「健康・愛情」「厄除け・魔除け」「成就」といった意味合いとなり、美と成功をもたらす “守護石” として特別な贈り物や記念品として選ばれ続けています。
ルビーのお手入れ方法と浄化の仕方
ルビーブレスレットは硬度が高く比較的扱いやすい石ですが、美しさを長く保つために、いくつかポイントがあります。
日常のお手入れは、柔らかい布(眼鏡拭きのようなもの)で優しく拭くのが基本です。汗や皮脂、化粧品などが付着した場合は、特に丁寧に拭き取ってください。
ルビーは比較的丈夫な石ですが、含浸処理などが施されている場合や内包物が多いルビーの場合は、超音波洗浄器を使用すると石にダメージを与える可能性があります。専門家によっては避けるように推奨されることがあります。
浄化方法については、月光浴、セージでの燻浄およびクリスタルによる浄化などをお選びいただければ問題ありません。逆に太陽光による長時間の浄化や塩による浄化などは、稀に退色したり、内包物が膨張してヒビが入ったりするリスクがないわけではありませんので避けるのが賢明です。
大切なルビーブレスレットを美しく保ち、そのエネルギーを最大限に活用してくださいませ。
ルビー鉱物概要
- 名称
- ルビー
- 英語名
- Rubby
- 和名
- 紅玉(こうぎょく)
- 成分
- Al2O3
- モース硬度
- 9
- 比重
- 3.97~4.05
- 結晶系
- 六方晶系(三方晶系)
- 原産地
- ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、スリランカ、タンザニア、ロシアなど