
グレームーンストーンブレスレット
グレームーンストーンに関する基礎知識やスピリチュアル分野での意味合いなどを解説しております。また、グレームーンストーンブレスレットの商品もご覧いただけます。
グレームーンストーンとは
「ムーンストーン」は、ペグマタイトや変成岩中に産出される長石グループに属する鉱物の一種で、その中でも特にアデュラレッセンス(シラー効果)と呼ばれる、光の干渉によって現れる独特の白い光沢を持つものを指します。
その中で、鉄成分(ヘマタイト/酸化鉄、マグネタイト/酸化鉄など)のインクルージョン、あるいは他の暗色の鉱物などが分散することで灰色を帯びたものが「グレームーンストーン」と呼ばれるようになります。
グレームーンストーンブレスレットは、鉱物としての美しさだけでなくスピリチュアルな力を持つパワーストーンとしても多くの人々に愛されており、その落ち着いた色合いは神秘的で洗練された印象を与え、身につける人に穏やかな癒しと内なる力を与えてくれる。そんな魅力的なブレスレットです。
グレームーンストーンとラブラドライトの輝き(レッセンス)の違い
「グレームーンストーン」はアルバイト(曹長石)とオーソクレース(正長石)を主成分としたアルカリ長石を指すフェルスパー(長石)で、白色のシラーが輝く “アデュラレッセンス” という光彩効果を持ちます。2種類の長石が非常に薄い層状に規則正しく交互に積み重なっており、それぞれの層界面で一部が散乱されます。層の厚みが特定の波長の光に対して散乱を起こしやすい場合に特徴的な青白色の光沢が生じます。この散乱光が、石の表面全体からではなく、内部の特定領域から湧き出るように見えるのがアデュラレッセンスの特徴です。
同じ灰色系のフェルスパー(長石)の中で「ラブラドライト」は、アルバイト(曹長石)とアノーサイト(灰長石)の固溶体で、特に灰長石の成分比率が50~70%程度のものを指します。結晶内部に微細な層状構造持ち、非常に薄い層が規則的に交互に積み重なりに光が一定の角度で反射することで、“ラブラドレッセンス” と呼ばれる虹色の遊色効果が現れます。長石の種類の違いが、異なる見た目を生んでると想定されます。
「アデュラレッセンス」と「ラブラドレッセンス」の輝きの違いを見比べていただきますと、それぞれの魅力をより深く知ることができるかもしれません。
宝石視点でのムーンストーン
宝石視点で見るとシラーが輝く長石全般を、“通称ムーンストーン” と呼ばれます。
これは、(グレー)ムーンストーンも、ラブラドライトも、ペリステライトも、アンデシンも、サンストーンも、アマゾナイトも、それぞれ微妙に異なる化学組成を持っているとしても、シラー効果をもった同じ宝石名ムーンストーンとして扱われる場合があります。
宝石の中で種類分けするなら主にシラーの色合いによって決められることが多く、白色のシラーが輝く白いムーンストーンを “ホワイトムーンストーン” と呼び、灰色のムーンストーンを “グレームーンストーン” 、虹色の採光を持つホワイトラブラドライトを “レインボームーンストーン” と呼びます。
「ムーンストーン」と書かれた天然石が何なのかを知るなら “鉱物視点” と “宝石視点” それぞれで見ると判断が早く分かるようになるかもしれません。
グレームーンストーン鉱物概要
- 名称
- グレームーンストーン
- 英語名
- Gray Moonstone
- 和名
- 月長石(げっちょうせき)
- モース硬度
- 6~6.5
- 化学組成
- (Na,K)AlSi3O8
- 比重
- 2.55~2.59
- 屈折率
- 1.51~1.52
- ラメラ構造
- アルバイト(曹長石)、オーソクレース(正長石)
- 光彩
- アデュラレッセンス
- 色相
- 灰色
グレームーンストーンブレスレットの意味やパワーストーン効果
ホワイトムーンストーンは “月の満ち欠け” に影響する石と信じられており、健康を守るサポートストーンとしても知られています。
月の満ち欠けのように変化しやすい感情を穏やかに鎮め、心のバランスを取り戻す効果があると信じられており、穏やかな波動が、不安やストレスを和らげ、リラックスした状態へと導くとされます。
特にグレームーンストーンは、通常のムーンストーンよりも魔除けの力が強いと信じられており、ネガティブなエネルギーから身を守り持ち主を守護するとされています。
また、聖職者にとっては “神聖な石” として、愛し合う2人が贈り合うことで深く強く結ばれる “愛の絆” を象徴する石としても大切にされてきたと云われているそうです。