グランディディエライトブレスレット

良質な天然グランディディエライトが採掘されるのは、今のところマダガスカルにある鉱床のみと言われております。

ナミビアやスリランカなどに在る僅かな鉱床でも発見されたという情報も聞きますが、品質は低いとのことです。

採掘量は極めて少なく宝石質の原石は発見当初で800kg中60gと、ほんの僅かしか採掘されておりません。現在でも採掘は進められているそうですが、マダガスカル政府が輸出調整を行っているという噂もあり、流通量は極めて少ないままというのが現状となります。

このような希少性と美しさから、2015年にはアメリカの経済雑誌「フォーブス（Forbes）」では、「世界で3番目に高価な宝石」と評価されたほどです。

ちなみに名前の由来は、探検家でもあるフランス博物学者「アルフレッド・グランディディエ（Alfred Grandidier）」氏に敬意を表して名付けられたとされています。

グランディディエライトの品質

グランディディエライトは大変美しい石ですが、異物（黒点や茶色の層）の混入が多く凹凸も多い傾向にあります。

色合いはまるでビーチリゾートのような絶妙なブルーグリーンが非常に美しい印象を持ちますが、実際に市場で流通している品質に関しては「青」というより、茶色と青が混ざるような印象を持つタイプが多く見受けられます。

透明度抜群の宝石級の品質は、地球上で僅かしかありませんので手に入れることが困難というだけでなく、取引価格が超高額となります。

グランディディエライトのブレスレット品質

グランディディエライトの良質な原石は非常に少なく宝石質は僅か1%ですが、ビーズに使用される原石は不～半透明原石のものが加工されるため、宝石と比べて比較的お求めやすくなります。

しかし既製品の多くは品質差を無視して組み上げられたものがほとんどで、欠け凹み、色ムラ、発色差が大きく、グランディディエライトの美しさが現れているブレスレットは意外と少なかったりします。

そこで、当店インフォニックではより多くのビーズを集め選別し “再度組み直し” を行うことによって、ブレスレットとしての統一感と完成度を高める努力をしております。

その結果、丸ビーズブレスレットでも十分グランディディエライトの美しさをご堪能いただける魅力的な天然石ブレスレットに仕上げております。

希少なグランディディエライトの魅力を可能な限り引き出したブレスレットを、より身近に楽しんでいただけたら幸いです。

グランディディエライト鉱物概要

グランディディエライトのお手入れ方法

グランディディエライトのモース硬度は7.5で、その優しい見た目と反して耐久性があります。（アクアマリン、エメラルド、ガーネットと同等）

ただし劈開性はありますので、あまり強い衝撃を与えるのは避けた方が良いでしょう。

グランディディエライトの浄化方法

浄化方法に関しては、セージ燻蒸や水晶浄化、流水などがおすすめです。

退色性の可能性が考えらえますので、強い紫外線の太陽による日光浄化などは控えたほうが良さそうです。