
ルビー
<7月の誕生石>情熱の赤、「愛情・生命・勝利」のお守りといわれるルビーの魅力
ルビーに関する基礎知識やスピリチュアル効果などを解説しております。
ルビーの商品もどうぞご覧くださいませ。
ルビーとは
ルビーは、ダイヤモンド、サファイア、エメラルドと併せて「世界4大宝石」と言われ、コランダム(corundum)の中で赤の色合いを持つものだけをルビーと呼び、ダイアモンドに次ぐ硬さを持つ天然石・宝石です。
赤色を形成するのは結晶内に含まれる1%程度のクロム(Cr)によるもので、このクロムが光のエネルギーに反応して自ら発光します。
アジア圏に産地が偏っているのも興味深く、ヨーロッパ諸国ではまず産出されません。
ルビーは一般的に濃い赤、深みのある赤色ほど希少価値が高いとされています。中でもミャンマーで採れるルビーは非常に深い赤色をしており、「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」という称号を持っています。
現在ではファッションとしての意味合いから、チェリーピンクのルビーや、糸状結晶が内包されたルビーがカボションカットされることで生まれるスタールビーなど、人気は多様しています。
ルビーとサファイアの違い
ルビーとサファイアは基本となる色の違いだけで分類される同じ鉱物です。
約1%ほどの微量なクロムを含有し赤くなったコランダムを「ルビー」と呼び、鉄・チタンなどが混入したコランダム(アルミニウム酸化鉱物)はすべて「サファイア」と呼ばれます。
また、クロム濃度が少なく薄い赤色となったコランダムは「ピンクサファイア」と呼ばれるようになります。
※厳密にはルビーとピンクサファイアの境界線は定まっておらず、宝石ディーラーが “見た目で判断” し、赤ければルビーとしているというのが恐らく実情のようです。
ルビー鉱物概要
- 名称
- ルビー
- 英語名
- Rubby
- 和名
- 紅玉(こうぎょく)
- 成分
- Al2O3
- モース硬度
- 9
- 比重
- 3.97~4.05
- 結晶系
- 六方晶系(三方晶系)
- 原産地
- ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、スリランカ、タンザニア、ロシアなど
ルビーの意味やスピリチュアル効果
ルビーの石言葉は「愛情・生命・勝利・成功」というとても強いスピリチュアル効果があるとされ、古来より厄災から持ち主を守ってくれる石として大切にされてきました。また、論争や議論での成功を収め、戦場においては的を破る力があると伝承されています。
それは現代でも、「健康・愛情」「厄除け・魔除け」「成就」といった意味合いとなり、美と成功をもたらす “守護石” として特別な贈り物や記念品として選ばれ続けています。