アクアマリン丸玉(スフィア)
アクアマリン丸玉(スフィア)
アクアマリンはベリル(緑柱石)の一種で、淡い水色から深い青色までのものを指します。(ベリル系鉱物は他にエメラルド、モルガナイト、ヘリオドールなどがあります)
アクアマリンは爽やかな青色が非常にとても綺麗な天然石であり、ネックレスやリングとしても大変人気の高い宝石です。
アクアマリンのスピリチュアルな意味・効果
有名なアクアマリンの名称は、ラテン語で水の意味の「aqua」と海の意味の「marinus」に由来し、神話では美しい海底に住む妖精の宝石が、浜辺に打ち上げられた」とされています。
生命の源となる海を象徴するアクアマリンは、古代ローマの漁夫たちが「海難防止と豊漁」を祈願するお守りとして大切にされてきました。
また、中世キリスト教では「罪を洗い流してくれる石」と信じられており、アクアマリンのパワーストーン効果として、海のような穏やかさと寛容さで包み込み、深い愛情へ導くと伝えられています。
遠くエジプト王家の墓からも出土されているほど、古代から人々に愛され、崇められてきた強力な守護石としても伝えられています。
実は一番贅沢!?天然鉱物をスフィアに磨き上げた逸品
「天然石丸玉」は、同じ形状であることから同じサイズを集めて楽しんだり、洗練されたインテリアオブジェとして飾ったり、世界中にスフィアのコレクターは多くいらっしゃいます。
天然アクアマリン原石を削り磨いていくことで上質な丸玉が完成しますが、「丸玉」は原石容量を多く必要としロスも多いため、“実は非常に贅沢なお品” です。
また、空間浄化に用いられる原石に対して、角が無くエネルギーを全面に放出される “丸玉は個人浄化” に向いているとされており、持ち歩いたり寝室に置いたりして、自分自身へエネルギーを効率良く吸収させるパワーストーンとして用いられるそうです。
アクアマリンの青色。品質と加熱処理について
結晶は大型のものもあり、インクルージョンが比較的少ないという特徴があります。しかし、採取された原石の状況や時期によって品質差がかなり出やすく、それに伴い価格も大きく異なる傾向のある天然石です。大きくなれば色が薄くなってしまったり、透明度が下がったりと品質の良いものは少なくなっていきます。
微量な鉄元素によって青色が生まれていますが、宝石や原石も含め流通しているアクアマリンは、加熱処理を加えることで原石が特徴的に持っている緑がかった色を取り除き、青い発色を上げているものがほとんどです。
この熱処理に関しては様々な意見がありますが、人の手が加えられた人工物という意見もあれば、その石が持つ本来のポテンシャルを人間の英知によって引き出した秀逸品という意見もあります。
もちろん、ブルーの発色が非常に良く透明度も高い非加熱の純粋な天然アクアマリンがあれば最高ですが加工できるほどのものは無く、現在の高騰した市場価格では手の届かない額になるという現実も考慮しなければなりません。
アクアマリン鉱物概要
- 名称
- アクアマリン
- 英語名
- Aquamarine
- 和名
- 緑柱石
- 原産地
- マダガスカル、ブラジル、シベリア
- 成分
- Al2Be3
- 硬度
- 7.5-8
- 比重
- 2.63-2.83
- 結晶系
- 六方晶系