フェナカイト（フェナサイト、フェナス石）原石・鉱物

六角形の結晶構造を持っており、色は無色から淡いイエローやピンクを帯びているものがあります。

モース硬度8というサファイアと同等の宝石基準を満たす硬さを備えている鉱物です。また、光が通過する際に偏光や分散が起こる強い二軸性を持つ光学効果を示す美しさのポテンシャルも備えている点でも宝石価値を十分に満たしています。

ペグマタイト鉱床は世界各地にあるため各地で産出されますが、主要産地はブラジルやロシアから多く産出されます。また、近年ではミャンマーからも上質結晶が産出され注目度が上がってきておりますが、流通量はごく僅かであるため入手も困難となっております。

フェナカイトの品質価値

産出される原石は白っぽいものが多く、茶色や黒色の別鉱物が混入したものがほとんどです。その中で、ほんの僅かに産出される透明度が高くクラックの少ない美しい結晶は宝石としてカットされ、市場価格も大変高価なものとなります。

尚、高品質原石は宝石としてジュエリーカットされてしまうため、未加工のまま大量に一般流通することは少ないと言えます。

また、フェナカイトは鉱物としての希少性だけでなく、スピリチュアルな領域での注目度が非常に高いことで話題となった石でもあるため、近年では純粋な鉱物的価値以上の値が付けられていることもあります。（意味合いの一部については後半に記述しております）

フェナカイトの名前由来

フェナカイト（Phenakite/Phenacite）の名前の由来は、ギリシャ語で “騙す者” という意味の「phenax/phenakos」からきているとされています。

これは、発見者が透明なクォーツやトパーズと見間違えるほどに透明だったことから名付けられたとされます。

実際に、同じペグマタイト鉱床からはトパーズやベリル、スポジュミン、クォーツといった高透明度の結晶が産出される傾向があるため、フェナカイトの存在が鉱物学的に明確となる前は、これらと間違えられてた経緯からだと推測されます。

フェナカイト鉱物概要

フェナカイトの意味合いやスピリチュアル効果

フェナカイトは、“地球で最も高い振動エネルギーを持つニューエイジストーン” と云われており、ロバート・シモンズ氏（Heaven&Earth社代表）が定説するヒーリングストーンで、同じニューエイジストーンと云われるアゼツライトを超活性させる “通称アゾゼオ化（AZOZEO）” のために不可欠なキーストーンとなっていることでも有名です。

フェナカイトのスピリチュアル効果や意味合いなどは非常に多く唱えられていますので、ここではその一部のご紹介となります。

①直感力や洞察力を高め、内なる洞察を得る手助けとなる強い波動により自身のポテンシャルを引き出し、次のステージへの到達～目標達成へと導くサポートストーンとなり得ると云われております。

②負のエネルギーを浄化し憂鬱な気分からの解放と、心身のバランスを取り戻すために役立つとされ、ヒーリングセッションやエネルギーワークにおいて浄化や癒しのプロセスをサポートすると考えられています。

③すべてのチャクラに作用し深い覚醒を促す。特にハイヤーセルフを司る「第8チャクラ」と、直観力と客観的視点を高める「第6チャクラ」、そしてすべてを受け入れ宇宙と繋がるクラウンチャクラと呼ばれる「第7チャクラ」を開き活性化させ、より深い瞑想状態に到達できる強力なチャクラストーンであると云われております。フェナカイトを身に着けたり、瞑想のサポートとして使用することで自己成長や啓示を促進するとされています。

尚、このようなスピリチュアルな意味合いについては、個人の信念や経験によって変わることがありますので、どうぞ自身の解釈や直感、経験を大切してご利用くださいませ。