オケナイト（オーケン石）原石・鉱物

主要産地はインドやアメリカで、主に火山性の玄武岩の産地で産出される傾向にあり、アポフィライトやカルサイト、沸石や石英、ギロル石（ガイロル石、ジャイロライト）などと一緒に稀に発見される結晶石です。

うさぎの尻尾のような見た目から「ラビットテール」や「コットンボールクラスター」なとど呼ばれることもあります。

尚、オケナイトという名称は、ドイツの自然科学者 “ローレンツ・オーケン” が由来となっているそうです。

繊細な結晶だけに年々産出量が減少しています

オケナイト（オーケン石）は、非常に細く繊細な結晶形状をしているため、過酷な自然環境下ではボール状のまま産出されることは多くありません。

産出後もデリケートなオケナイトの管理が難しいという管理側の事情も相まっているようです。

見た目が非常に可愛いことから鉱物としての人気も非常に高く、世界中のコレクターから注目され、採掘量と需要のバランスが崩れてしまっているのも、近年で入手が難しくなってきている理由となっております。

良質なオケナイトが育つ結晶をお探しだった方は、お気に召すものがあれば押さえておくのが良いでしょう。

オケナイト鉱物概要

オケナイトの意味合いとスピリチュアル効果

オケナイトは「癒し」「幸運」「魔除け」の効果があると伝えられております。

その見た目通り、心の痛みを和らげてくれる癒しの効果を持つと云われております。

持ち主の感情に作用し、安らぎと安心感を与えてくれるエネルギーを放出するとされ、疲れた心と身体をそっと癒してくれるヒーリングストーンの位置づけとなっております。

謎の生物ケサランパサランの正体はこのオケナイトだったのではないか。との説もあるようで、「チャンスをつかむ幸運の石」「心の癒しと幸運を運ぶ石」と呼ばれる意味合いが受け継がれているようです。

また、主要産地インドでは、邪悪なエネルギーを跳ね除け身を護り、空間を浄化する強力な魔除け石としても大切にされているそうです。

オケナイトのお手入れや浄化方法

オケナイトの結晶は触れると簡単に崩れてしまうほど非常に繊細ですので、直接触るのはあまりおすすめしません。

ホコリや汚れが付着してしまった場合でも、そのまま放置するか、せめてピンセットなどで丁寧に取り除く程度にしましょう。

ゴミが付着することが気になる場合は、ショーケースなどに飾るのが良いかもしれません。

浄化方法についても、直接触れない方法＝セージ燻蒸あたりが無難だと思います。