
ロシア/シベリア産ヒスイ(翡翠)丸玉(スフィア)
ロシア産翡翠スフィア(シベリアンジェダイト)
こちらではロシア産翡翠スフィアに関する基礎知識やスピリチュアル分野を解説しております。
また、ロシア産翡翠スフィアの商品もご覧いただけます。
ロシア/シベリア地方の西サヤンに在るボルスコエ鉱床(Borusskoye deposit, W.Sayan, Siberia, Russia)では、大変美しい高品質の翡翠(ジェダイト/硬玉)が採掘されます。
ロシア産の特徴として、鮮やかなグリーンをしており、原石によっては独特な蛇紋柄が現れたものも存在します。
尚、ロシア産の翡翠はミャンマー産翡翠よりも産出量が圧倒的に少ないため貴重ではありますが、あまり知られていないため流通量はそれ以上に少なく市場ではあまり見かけません。
翡翠の人気は衰えることがありませんので、いずれロシア産翡翠も高騰する可能性は多いにあるかと思います。
そのため、高騰するミャンマー翡翠よりもお求めやすく手に入れられる知名度が少ない今がチャンスかもしれません。
翡翠の歴史(ジェードとジェダイトとネフライトの違い)
よくヒスイとネフライトは混同されがちですが、現在はまったく別の鉱物として扱われます。
というのも、翡翠という石はジェダイト(硬玉)とネフライト(柔玉)の2種類が混同して「同じジェード(翡翠)」として認識されていました。
恐らくですが、中国ではネフライトは約1万年前から採掘され武器や装飾品に使われてきましたが、ジェダイトは採掘されずミャンマーから中国へ持ち込まれたものが普及したとされます。
それを1863年以降フランス鉱物学者の分析によって、「翡翠をジェダイト(硬玉/NaAlSi2O6)」そして「ネフライトはジェード(柔玉/Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2)」と判別するようになり区別されました。
翡翠(ジェダイト)の品質価値と偽物
翡翠の市場価値は、主に「発色と艶」それに「形」が重要となります。
人工処理については表面に艶を出すワックス処理が主流となっていますが、過度な艶出しを目的とした処理をして本来の色合いを逸脱するものは注意が必要です。
しかし、最も注意するべきは「染色」です。
加熱処理と合成樹脂を使用した含侵処理によって意図的に変色させたものが意外と多く出回っています。これによって低品質の翡翠を酸で溶けた隙間に樹脂が入り込み傷を目立たなくさせ艶感を増すことができます。
こういった処理を行った翡翠を “天然未処理” として販売するのは言語道断ですが、理解した上で低価格で翡翠を手にでき楽しめるのであれば、それも選択肢のひとつかと思います。
長寿の石と云われるヒスイの意味合い
宝石言葉:「長寿、健康、徳」
沈着さと忍耐力を養い、災難から身を守る力があると伝承されています。また、「幸福と長寿」を授けるとされています。
また、ジェダイドの語源はヒスイを脇腹にあてれば腎臓の痛みを和らげると考えられていたためスペイン語で「(腹痛の石)Piedra de Ijada」と呼ばれていたそうです。
ゲン担ぎ、縁起物として、スピリチュアルスフィアとしても人気の翡翠丸玉を是非ご覧くださいませ。