ホワイトトパーズ(カラーレストパーズ)ブレスレット
実は透明!?本来の魅力「ホワイトトパーズ(カラーレストパーズ)」
こちらでは無色透明のホワイトトパーズ(カラーレストパーズ)をご覧いただけます。
ホワイトトパーズという名前を聞くと白色のトパーズを連想してしまいがちですが、宝石業界では無色をホワイトと呼ぶ傾向にあるため「ホワイトトパーズ」という名称が普及しているようです。また、英語を直訳した「カラーレストパーズ」と呼ばれることもあります。
トパーズといえば澄み切った青色のブルートパーズを思い浮かべますが、ブラウン、オレンジ、グリーン、イエロー、ピンク、パープルなど様々な色の種類が存在しますが、本来の色とも言えるトパーズ結晶は “無色透明”です。
トパーズの語源
トパーズの語源には諸説あり、古代ギリシャやローマ時代には緑色のペリドットを示す言葉だったとも云われています。
当時、良質のペリドットはSt.John's島で産出されていましたが、霧が深く探すことが困難であったことから「Topazios=探す」という言葉が独り歩きしたことでいつしか宝石名となった。といわれています。
一方、インドではサンスクリット語の「Tapas(タパス)=火」という暖色系の色合いを連想させる言葉からきているとも云われています。
無色透明のホワイトトパーズ(カラーレストパーズ)の品質価値
トパーズには含有量によって、F(フッ素)タイプとOH(水酸基)タイプに分類されます。
ほとんどのトパーズはF(フッ素)タイプですが、OH(水酸基)タイプの結晶には長時間光に当てても退色しにくい「インペリアルトパーズ」と呼ばれるオレンジ色のトパーズがあり、高値で取引されています。
また、ブルートパーズは色の濃い処理が施されれば「スカイブルー」「スイスブルー」「ロンドンブルー」といった名称が付けられ、価格価値も上がる傾向があります。
一方、無色透明のホワイトトパーズはF(フッ素)タイプに属しますが色が無ければ、その派手さは一切無く素朴な雰囲気で、いわゆる “純粋無垢” を感じていただけるお品かと思います。
品質基準はやはり透明度。
透明度を阻害する不純物や気泡やクラックなどのインクルージョンが無ければ無いほど品質は良いとされます。
とは言え、無垢水晶のように全くないということは極めて難しいこともありますが、透明度を重視しつつもトパーズの結晶内部に見られるストローのような空洞の「チューブインクルージョン」は興味深い特徴とも言えますので、是非ご覧になってみてください。
ホワイトトパーズの意味やスピリチュアル効果
11月の誕生石や宝石としても有名なトパーズの爽やかな印象とは少し違い、強い精神力を与えてくれる目標達成や困難を乗り越えるパワーを放つストーンと云われています。
持ち主の潜在能力を引き出すことから、ユダヤ祭司は神と繋がる宝石として愛用し、エジプトでは “太陽神ラー” の象徴としてお守りにされてきたほど、とても強いスピリチュアル効果を持っていると伝えられているそうです。
「希望」と「誠実」を象徴するトパーズは自分にとって必要なものを導き、たぐり寄せてくれる効果をもっているとされることから、恋愛成就や夫婦円満など人間関係を良好にし、明るい未来を導くサポートストーンとしても認識されているようです。
そして、ホワイトトパーズを象徴する意味合いは「純粋」。
優柔不断や不安症といった迷いを取り除いて思考をクリアにし、物事をフラットに見定める “精神強化” のスピリチュアル効果があると云われています。
そのため、感情の乱れや起伏を抑えて、冷静に判断したい人におすすめの石としても注目されています。また、“理想の自分” を想い描いて人生を前向きに進む勇気を支えてくれる守護石としても人気があるようです。
効果や真意は人それぞれ異なりますが、自分が自分を信じるためにトリガーと出会えれば、それが自分にとって最高のパワーストーンとなるでしょう。
ホワイトトパーズの浄化方法
トパーズは紫外線により退色する性質を持っていますので、長時間の太陽光放置は避けましょう。また、硬度は高いですが、劈開性がありますのであまりにも強い衝撃は与えないようにきをつけましょう。
浄化方法について日光浴以外であれば、だいたい問題ございません。贈り物やご自身へのご褒美、そして純粋な美しさをどうぞお楽しみくださいませ。
トパーズ鉱物概要
- 名称
- トパーズ
- 英語名
- Topaz
- 和名
- 黄玉(おうぎょく)
- 成分
- Al2(F,OH)2SiO4
- モース硬度
- 8
- 比重
- Fタイプ:3.56 / OHタイプ:3.53
- 結晶系
- 斜方晶系
ブルートパーズの放射線処理と、ナチュラルカラーのホワイトトパーズ
無色透明のトパーズを青くする技術は、宝石価値として高めるために研究を重ね発見した叡智からきていると言われます。ブラウンやグリーンなどにも変色は可能ですが不安定のため、色変化に安定しており人気的価値のあるブルーカラーが主流です。
ちなみに、たまに「このブルートパーズは加熱処理されていますか?」というお問い合わせがございますが、現在流通している宝飾品ブルートパーズは電子エネルギーや放射線照射によって、無色や薄い色のトパーズを変化させているものがほとんどで、鑑別機関に出した場合ですと “日本ジュエリー協会の規定” により一律で「色の変化を目的とした人為的な照射処理が行われています」という表記となります。
とはいえ、天然トパーズを使用していることは重要ですし、ベースとなるトパーズが綺麗であることは宝飾品トパーズにとって品質に影響してきますので、より美しいブルートパーズであることは大切です。
ただし、宝石を財産的価値として持ちたいという目的でなければ、ブルートパーズは11月の誕生石や御守り石として身に着けられる身近な存在と思われた方が素敵だと感じます。
そして、無色透明のホワイトトパーズはそういった人工加熱処理をしていない “ナチュラルトパーズ” としても人気の理由となっています。